使いやすさとアクセシビリティーを改善するナビゲーションの設計と実装

サイト内のナビゲーションの仕組みやサイトの構造は、そのサイトの使い勝手に影響します。

画面表示を拡大して利用しているロービジョンのユーザーは、画面の一部分だけを見て操作を行っている場合があります。このようなユーザーの場合、どのページにおいてもナビゲーションのためのリンクの出現順序やレイアウトが一貫していると、ページの構造などを推測しやすくなり、目的の機能をより早く、容易に見つけることができます。

また、スクリーン・リーダーのユーザーの場合、複数のページで共通に出現するナビゲーションなどを毎回すべて読み上げさせるのは時間もかかり非効率的です。しかし、出現順序やレイアウトが一貫していれば、必ずしも毎回同じ内容を読み上げさせる必要がなくなります。

このとき重要なことは、視覚的に出現順序やレイアウトの一貫性があることに加えて、マークアップについても一貫したものを用いるということです。スクリーン・リーダーは、マークアップが示すセマンティクスを伝えるための情報を付加します。したがって、視覚的に同じものでもマークアップが異なれば、読み上げられ方も異なってしまいます。つまり読み上げられ方の一貫性を欠く結果になってしまいます。

[SHOULD]では、これに加えて、ページへの動線を複数提供することと、そのページがサイト構造においてどこに位置しているのかを明示することを求めています。

ページへの動線が1つしかないページの場合、サイト構造を正確に理解している、あるいは容易に推測できるユーザーでなければ、到達するのが困難なページになってしまいます。

また、現在閲覧しているページがサイト構造の中のどこに位置しているのかという情報は、サイト構造に対する理解を助け、様々な操作に当たっての推測を容易にします。

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