Android TalkBackを用いたチェック実施方法の例
ここでは、各チェック内容で示したチェック方法の例について、Android TalkBackを用いて実施するものをまとめて記しています。
Android TalkBackの基本的な使い方や推奨設定などについては、Android TalkBackを用いたチェックの実施方法を参照してください。
チェックID:0172
フォーカスの移動時、文脈、レイアウト、操作手順に即した自然な順序で、以下のコンポーネント間をフォーカスが移動する。
リンクとボタン
フォーム・コントロール(エディット・ボックス、チェックボックス、ラジオボタンなど)
その他、マウスやキーボード、タッチによる操作を受け付けるすべてのもの
ID 0172-androidtb-01
Android TalkBack有効時に1本指による左フリックおよび右フリックの操作でフォーカスを移動して、以下の点を確認する。
選択状態の移動が、画面表示や表示内容の意味合いから考えて不自然な順序になっていない
画面上に表示されているテキスト、表示されている画像の代替テキスト以外のものが読み上げられることがない
画面上に表示されているもので読み上げられないものがない
チェックID:0411
アイコンの役割や示している状態が分かるテキストが、スクリーン・リーダーで読み上げられる。
ID 0411-androidtb-01
Android TalkBackが有効な状態で、以下を確認する:
1本指による右および左方向のフリックでアイコンに到達した際、そのアイコンの役割が分かるようなテキストが読み上げられることを確認する。
(フリックではなく)アイコンに触れたとき、そのアイコンの役割が分かるテキストが読み上げられることを確認する。
チェックID:0413
アイコンがテキストのラベルと併せて表示されている場合、同じ内容が重複してスクリーン・リーダーに読み上げられない。
ID 0413-androidtb-01
Android TalkBack有効時に1本指による右および左方向のフリックでフォーカスを移動して当該のアイコンとテキスト・ラベルがある箇所を通過したとき、アイコンとそのアイコンに併記されているテキストの両方が読み上げられるなど、結果として同じ内容が2度読まれるような状態になっていないことを確認する。
チェックID:0441
画像の説明がスクリーン・リーダーで適切に読み上げられる。
ID 0441-androidtb-01
Android TalkBackが有効な状態で、以下を確認する:
1本指による右および左方向のフリックで画像に到達した際、その画像の意味が分かるようなテキストが読み上げられることを確認する。
(フリックではなく)画像に触れたとき、その画像の意味が分かるテキストが読み上げられることを確認する。
読み上げられる説明が画像の内容を適切に表していることを確認する。
チェックID:0471
情報や機能性を一切持たない画像は、スクリーン・リーダーで読み上げられない。
ID 0471-androidtb-01
Android TalkBack有効時に1本指による右および左方向のフリックでフォーカスを移動した際、当該の画像が無視されて読み上げられないことを確認する。
チェックID:0531
画像化されているテキストの内容を、スクリーン・リーダーで確認できる。
ID 0531-androidtb-01
Android TalkBackが有効な状態で、以下を確認する:
1本指による右および左方向のフリックで画像に到達した際、画像に含まれるテキストと同じ内容が読み上げられることを確認する。
(フリックではなく)画像に触れたとき、画像に含まれるテキストと同じ内容が読み上げられることを確認する。
チェックID:0561
見出しは、設計資料で示されている見出しレベルの見出しとしてスクリーン・リーダーに認識されている。
ID 0561-androidtb-01
Android TalkBackの読み上げコントロールの設定で「見出し」を選んだ上で、1本指の下および上方向のフリックですべての見出しに到達できることを確認する。
チェックID:0711
ページ/画面の状態が変化したときも含めて、スクリーン・リーダーで読み上げさせた時、内容的、および視覚的に自然な順序で読み上げられる。
ID 0711-androidtb-01
Android TalkBackが有効な状態で、以下を確認する:
1本指による右および左方向のフリックでフォーカスを移動した際、自然な、意味の理解を阻害しない順序で読み上げられることを確認する。
別の画面への遷移を伴わずに表示内容を変更するような仕組みがある場合は、すべての状態において適切な順序で読み上げられることを確認する。
チェックID:0801
グローバル・ナビゲーション、ヘッダー、フッター、パンくずリスト、サポートUIなど、複数のページ/画面で共通に用いられている構成要素は、すべてのページ/画面で同じ出現順序になっている。かつ
これらの構成要素の中でのリンクやボタンの出現順序は、すべてのページ/画面で同じになっている。
ID 0801-androidtb-01
Android TalkBack有効時に1本指による右および左方向のフリックでフォーカスを移動した際の読み上げ順序が、複数の画面で一貫していることを確認する。
チェックID:1191
操作の結果などを伝えるステータス・メッセージは、スクリーン・リーダーで自動的に読み上げられる。
ID 1191-androidtb-01
Android TalkBackが起動している状態で設計資料に従ってステータス・メッセージが表示される操作を行い、表示されたステータス・メッセージが自動的に読み上げられることを確認する。