音声・映像コンテンツの存在を認知可能にする

音声・映像コンテンツを提供する場合、ページ中にプレイヤーを埋め込むことが多いでしょう。ページに埋め込まれたプレイヤーについては、そこにプレイヤーがあることが確実に認知できるようにする必要があります。プレイヤーそのもののアクセシビリティーが充分に確保されていれば、自ずとその存在も認知できる状態になりますが、実際にWeb上で見られる実装の中には、そこにプレイヤーがあることをスクリーン・リーダーのユーザーが認知することすら難しい実装が少なからず存在します。

スクリーン・リーダーでプレイヤーの存在を認知できない場合、以下のような問題が発生します。

音声・映像コンテンツが自動再生される場合

  • ページを閉じる以外にコンテンツの再生を停止する方法がない

  • コンテンツが映像のみで音声を含んでいない場合、視覚障害者は、コンテンツが再生されていることに気づかない

  • コンテンツに音声が含まれている場合、盲聾のユーザーはコンテンツが再生されていることに気づかない

音声・映像コンテンツが自動再生されない場合

  • 視覚障害者がコンテンツの存在に気づかない

このような問題が発生しないようにするためには、以下のような方法が考えられます。

  • アクセシビリティーが高いプレイヤー・コンポーネントを使う。

  • aria-label属性やaria-labelledby属性を用いて、プレイヤーの存在を明示する。

  • 前後の文章の文言で、プレイヤーの存在に言及する。

関連ガイドライン項目