キーボード・トラップが引き起こす問題

ガイドラインでは、ページ上にあるコンポーネントにキーボードを使ってフォーカスを移動できる場合、そのコンポーネントからフォーカスを外す操作もキーボードで可能にするように求めています。

これは、元々JavaアプレットやFlashを用いたページが頻繁に作られていた時期に、キーボードのみを使っているユーザーがページ中に埋め込まれたJavaアプレットやFlashプレイヤーからフォーカスが外せなくなる現象がしばしば見られたことに起因して定められた項目です。一般的なHTMLで実装されているページではこのような状況を引き起こすことは少ないですが、Reactコンポーネントやページ中に埋め込まれる音声/動画プレイヤーなどではこのような状況が発生する可能性があります。

こういった状況が発生すると、ユーザーはそのコンポーネントの外にあるコンテンツにアクセスできなくなってしまいます。すなわち、ページの他の部分がいくらアクセシビリティーが高い状態であっても、この問題が発生しているページではページ全体を利用できない状態になってしまいますので、このような状況を回避することは必須です。

Tab/Shift+Tabキー、矢印キー、Escキーなど、簡単な操作でフォーカスを外せるようにすることが必要です。