キーボード操作によるチェック実施方法の例

ここでは、各チェック内容で示したチェック方法の例について、キーボード操作によって確認するものをまとめて記しています。

参考:Tab/Shift+Tabキーを用いたチェック

チェックID:0172

フォーカスの移動時、文脈、レイアウト、操作手順に即した自然な順序で、以下のコンポーネント間をフォーカスが移動する。

  • リンクとボタン

  • フォーム・コントロール(エディット・ボックス、チェックボックス、ラジオボタンなど)

  • その他、マウスやキーボード、タッチによる操作を受け付けるすべてのもの

Tabキー、またはShift+Tabキーでフォーカスを移動して、以下を確認する:

  • すべてのリンク、ボタン、フォーム・コントロールおよび操作を受け付けるコンポーネントにフォーカスを移動できる

  • フォーカスの移動順序は、文脈、レイアウト、操作手順に即した自然な順序になっている

チェックID:0201

  • Tab/Shift+Tabキーによるフォーカスの移動時、特定の箇所からフォーカスが抜け出せないような状況が発生しない、または

  • 特定の箇所からフォーカスが抜け出せない状態では、矢印キーやEscキーの押下といった簡単な操作でその状態を抜け出すことができる

特に注意が必要なコンポーネントの例:

  • 動画や音声コンテンツのプレイヤー

  • ポップアップ・メニュー

  • モーダル・ダイアログ

Tabキーを使って、ページの先頭からフォーカスを順に移動し、以下を確認する:

  • TabキーまたはShift+Tabキーを押下しても、特定の場所からフォーカスが抜け出せないような状況が発生しない、または

  • TabキーやShift+Tabキーの押下でフォーカスが抜け出せない場合に、矢印キーやEscキーなど、簡単なキー操作でフォーカスを当該箇所から外すことができる。

チェックID:0801

  • グローバル・ナビゲーション、ヘッダー、フッター、パンくずリスト、サポートUIなど、複数のページ/画面で共通に用いられている構成要素は、すべてのページ/画面で同じ出現順序になっている。かつ

  • これらの構成要素の中でのリンクやボタンの出現順序は、すべてのページ/画面で同じになっている。

TabキーおよびShift+Tabキーでフォーカスを移動した際、複数のページで移動順序が一貫していることを確認する。

チェックID:0956

ラジオボタンは、キーボードで操作できるようになっている。

以下のすべてを満たしていることを確認する:

  • 同じ質問に対する選択肢など、適切な単位でラジオボタンがグループ化されていて、Tab/Shift+Tabキーでフォーカスを移動した際、グループごとに1つのラジオボタンにしかフォーカスが移動しない。

  • グループ内のラジオボタンにフォーカスがある状態で、矢印キーでラジオボタンのグループ内の選択状態を変更でき、選択状態になったラジオボタンにフォーカスが移動する。

  • 矢印キーでラジオボタンの選択状態を変更した際、そのグループに属さないラジオボタンへのフォーカスの移動や状態の変更が発生しない。

チェックID:0957

チェックボックスは、キーボードで操作できるようになっている。

以下のすべてを満たしていることを確認する:

  • Tab/Shift+Tabキーでフォーカスを移動した際、到達できないチェックボックスがない。

  • スペースキーを押下することで、フォーカスされているチェックボックスのオン/オフ譜を切り替えられる。