キーボード操作によるチェック実施方法の例
ここでは、各チェック内容で示したチェック方法の例について、キーボード操作によって確認するものをまとめて記しています。
チェックID:0171
キーボードによる操作時、常にフォーカス箇所が視覚的に確認できる
ID 0171-keyboard-01
ページ先頭からTabキーでフォーカスを移動し、常にフォーカス位置を視覚的に確認できることを確認する。
チェックID:0172
フォーカスの移動時、文脈、レイアウト、操作手順に即した自然な順序で、以下のコンポーネント間をフォーカスが移動する。
リンクとボタン
フォーム・コントロール(エディット・ボックス、チェックボックス、ラジオボタンなど)
その他、マウスやキーボード、タッチによる操作を受け付けるすべてのもの
ID 0172-keyboard-01
Tab / Shift+Tabキーでフォーカスを移動したときの挙動は、以下を満たしている:
すべてのリンク、ボタン、フォーム・コントロールおよび操作を受け付けるコンポーネントにフォーカスを移動できる
フォーカスの移動順序は、文脈、レイアウト、操作手順に即した自然な順序になっている
チェックID:0173
キーボード操作時に、ユーザーが予期しない、またはユーザーの混乱を招くような表示の変化が自動的に発生しない。
ID 0173-keyboard-01
Tab / Shift+Tabキーによるフォーカス移動時に、自動的に次のような挙動が発生しない:
フォームの送信
レイアウトの変更
ページの遷移
モーダル・ダイアログの表示
表示内容の大幅な変更
チェックID:0174
モーダル・ダイアログはキーボードのみで操作できる。
ID 0174-keyboard-01
モーダル・ダイアログが表示された直後にTabキーを押下すると、フォーカスがモーダル・ダイアログ内に移動する。
ID 0174-keyboard-02
モーダル・ダイアログ内で、フォーカスがモーダル・ダイアログの最後の要素に移動するまでTabキーを押した後、再度Tabキーを押してもフォーカスはモーダル・ダイアログの外に出ない。同様に、Shift+Tabキーを押してフォーカスがモーダル・ダイアログの最初の要素に移動した後、再度Shift+Tabキーを押してもフォーカスはモーダル・ダイアログの外に出ない。
ID 0174-keyboard-03
モーダル・ダイアログが閉じた際、フォーカスはモーダル・ダイアログが開く直前の位置、またはそれに隣接した位置に戻る。
チェックID:0201
キーボードのみの操作で、フォーカスが特定の場所に閉じ込められるような状態が発生しない。
特に注意が必要なコンポーネントの例:
動画や音声コンテンツのプレイヤー
ポップアップ・メニュー
モーダル・ダイアログ
ID 0201-keyboard-01
ページの先頭から、Tabキーを順に押してフォーカスを移動した際、特定の箇所から抜け出せないような状況が発生しない。
ID 0201-keyboard-02
Tab / Shift+Tabキーの押下でフォーカスが抜け出せない場合に、矢印キーやEscキーなど、簡単なキー操作でフォーカスを当該箇所から外すことができる。
ID 0201-keyboard-03
Tab / Shift+Tabキーの押下でフォーカスが抜け出せない場合に、そのコンポーネントを非表示にするためのボタンやメニューが存在し、キーボードのみで操作できる。
チェックID:0801
グローバル・ナビゲーション、ヘッダー、フッター、パンくずリスト、サポートUIなど、複数のページ/画面で共通に用いられている構成要素は、すべてのページ/画面で同じ出現順序になっている。かつ
これらの構成要素の中でのリンクやボタンの出現順序は、すべてのページ/画面で同じになっている。
ID 0801-keyboard-01
Tab / Shift+Tabキーでフォーカスを移動した際、複数のページで移動順序が一貫している。
チェックID:0956
ラジオボタンは、キーボードで操作できるようになっている。
ID 0956-keyboard-01
キーボード操作時、以下のすべてを満たしている:
同じ質問に対する選択肢など、適切な単位でラジオボタンがグループ化されていて、Tab / Shift+Tabキーでフォーカスを移動した際、グループごとに1つのラジオボタンにしかフォーカスが移動しない。
グループ内のラジオボタンにフォーカスがある状態で、矢印キーでラジオボタンのグループ内の選択状態を変更でき、選択状態になったラジオボタンにフォーカスが移動する。
矢印キーでラジオボタンの選択状態を変更した際、そのグループに属さないラジオボタンへのフォーカスの移動や状態の変更が発生しない。
チェックID:0957
チェックボックスは、キーボードで操作できるようになっている。
ID 0957-keyboard-01
キーボード操作時、以下のすべてを満たしている:
Tab / Shift+Tabキーでフォーカスを移動した際、到達できないチェックボックスがない。
スペースキーを押下することで、フォーカスされているチェックボックスのオン/オフ譜を切り替えられる。
チェックID:1071
フォームの操作時に、ユーザーが予期できない挙動が発生しない。
ID 1071-keyboard-01
ページ/画面内の、エディット・ボックス、チェックボックス、ラジオボタンなど、フォーム・コントロールを操作した際、以下のようなあまり一般的ではない挙動が発生しない:
表示内容が大幅に変わる
自動的に別のページ/画面に遷移する
ユーザーが既に入力したフィールドの内容が自動的に変更される(特に操作したフィールドよりも前にあるフィールドが変更されるのは望ましくない)